意識してみて! 女性のための 「1ヵ月間スキンケアリズム」
スキンケアは自分の肌に合ったアイテムや方法を取り入れるのが大切ですね!
自分なりのスキンケアにこだわりをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
でも実は、「自分の肌に合うスキンケア」というものが、常に一定であるというわけではありません。
「いつも通りのケアをしているのに、なんだか肌の調子が悪い……」
そんな風に感じるのは、誰にでもあることです。
女性のお肌の調子は、常に変化しているもの。
その変化の大きな原因となっているのは、生理周期によるホルモンバランスの変化です。
つまり、生理周期に合わせてスキンケアも変化させることで、その時の肌に最適なケアができるのです。
生理周期によって肌の状態は変化する!
女性ホルモンには、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があります。
エストロゲンは、女性らしさを作るホルモンとも言われます。
肌や髪のうるおいやハリ、ツヤなどをもたらしてくれるだけでなく、精神的にも安定させてくれる働きがあります。
一方のプロゲステロンは、妊娠しやすくしたり、妊娠状態を保ったりするために欠かせないホルモン。
体温を高く保ったり、身体に水分を蓄えやすくしたり、皮脂の分泌を促したりといった働きがあります。
二つの女性ホルモンは、生理周期に合わせて分泌量のバランスが変化します。
時期によって肌の状態が変化するのはこの影響によるもの。
生理前にニキビや肌荒れが起こりやすいのは、プロゲステロンの分泌が増えることが影響しています。
生理周期に合わせたスキンケア
生理周期によってお肌の状態が変化するということがおわかりいただけたでしょうか。
では具体的に、生理周期に応じたスキンケアのポイントをご紹介します。
・生理中
生理中は体温が低くなり、血行も悪くなりがちです。
この影響で肌が乾燥しやすいため、この時期のスキンケアは保湿をしっかりと行うことが大切です。
・卵胞期(生理後、排卵までの約7日間)
エストロゲンの分泌が高まり、お肌の調子が最も良くなる時期です。
肌は自然とうるおい、トラブルが起こりにくい時期。新しい化粧品を試したり、ピーリングなど肌に負担がかかるケアはこの時期に取り入れるのがおすすめです。
・排卵期(排卵前後の数日間)
プロゲステロンの分泌が徐々に高まっていくこの時期には、卵胞期に絶好調だった肌の調子が下降気味に変化していきます。
皮脂の分泌が高まりますが、一方で肌の内側は乾燥しやすくなるため、丁寧に保湿してバランスを整えることを心がけましょう。
・黄体期(生理前の7〜10日間程度)
イライラなどPMSの症状が出やすいこの時期は、肌がオイリーになりやすく肌トラブルが最も起こりやすい時期です。
肌に負担になるようなケアは避けて、シンプルなケアを丁寧に行うようにしましょう。
いつもの化粧品が合わなくなるような場合は、この時期だけ敏感肌用などの低刺激な化粧品に切り替えるのもおすすめです。
生理周期を目安にすれば、スペシャルケアを行うタイミングや、保湿を重視したいタイミングなどが見えてきます。
肌の状態に合わせたケアで、常にトラブル知らずの美肌を目指していきましょう。