いざ朝活!「朝の過ごし方」が 健康美人をつくる理由
数年前から「朝活」が話題ですね。雑誌でも特集が組まれたり、ヨガや英会話などの教室も早朝にレッスン時間を設けているところが増えてきました。
昔から「早起きは三文の徳」ともいい、多くのメリットがあることはもはや常識です。しかし「なぜ朝活をするといいことがあるの?」「そもそも朝活って何からすればいいの?」などの疑問をお持ちの方も多いでしょう。
ここでは朝活のメリット、特に女性の美容と健康を保ち「健康美人」へと導いてくれる理由と基礎知識についてお話します。
朝活って、何にいいの?
・ホルモンの分泌を調整し、生活リズムが最適化される
人の身体の中には体内時計と呼ばれる、代謝やホルモン分泌などのリズムを調整する機能が備わっています。
早起きをして太陽の光を浴びることによって、体内時計の働きが整えられ、日没後に分泌されるメラトニンという睡眠ホルモンの分泌がストップし、セロトニンという覚醒ホルモンが分泌されるようになります。
別名「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンを分泌させることによって、気分の落ち込みやイライラを抑えストレスや疲労を感じにくい体質に改善してくれます。
・朝の運動で代謝アップも
早朝からの運動は交感神経を刺激し、より一層身体を目覚めさせることができます。
ストレッチで筋肉をほぐして血液やリンパの流れをアップさせれば代謝も良くなり、脂肪燃焼効果やお通じの改善も期待できます。その際には十分な準備運動を行い、バナナなどのフルーツやヨーグルト、ゼリーなどの手軽に食べられるものでエネルギーを軽く補給しておくようにしましょう。
・成長ホルモンの分泌で美肌にも期待
成長ホルモンにはお肌の新陳代謝を高め、細胞の再生を行う働きがあります。
一日のうちに最も成長ホルモンが分泌されるのは夜間です。朝早く起きれば自然と夜も早く眠れるようになりますので、細胞の再生も正常に行われるようになります。
日中は活動に使われるエネルギーを、早寝早起きを心がけることでお肌をはじめとする体内の各器官に効率良く回すことができるのです。
朝活を始める前に しておくべき3つのこと
(1) 太陽の光を浴びる
朝起きたらまずカーテンを開け、太陽の光を浴びましょう。
朝の6時から8時までの間に日光を浴びることで、体内時計がリセットされ代謝のリズムが整えられます。
その際、あまり長い時間をとる必要はありません。長い間日光に当たりすぎるとセロトニンの分泌をつかさどるセロトニン神経が出すぎたセロトニンを回収するため、せっかく分泌されたセロトニンが抑制されてしまいます。室内に太陽の光を取り入れる程度で十分です。
(2) 白湯を飲む
人は寝ている間にも汗をかき、水分を失っています。朝1杯のあたたかい白湯は失われた水分を摂取すると同時に、体内をデトックスし、胃や腸などの内臓をあたためて目覚めさせる効果があります。
(3) 朝食を食べる
体内時計を整えるためには、3食きちんと食事をとることも大切です。腸に規則的に刺激を与えることで体内がしっかりと目覚めてくれます。特に朝食をとることは眠っている間に下がった体温を上げ、脳に栄養素を運んでくれるという理由でも重要になります。
いかがでしたか?「朝活」といっても特別なことをする必要はありません。いつもより少しだけ早く起きてちょっとしたことに気をつけるだけで、毎日を健康に過ごすことができます。
あなたもぜひ、試してみては?