要注意!体の厚みが 出てしまう原因は「歪み」?
体に厚みがあることに悩んでいる方は少なくありませんよね。お肉がついているわけでもないのに、太って見えてしまうのは困りもの。せっかくオシャレをしても、洋服がきまらない……なんてこともあります。
体に厚みが出てしまう大きな原因が体の歪みにあるということをご存じでしょうか?
体の歪みがなぜ厚みにつながってしまうのか、その原因に迫ります。
体の歪みが厚みの原因に?
姿勢が悪い人の体を横から見ると、厚みがあるように感じます。これは、背中を丸めて猫背になると体に厚みがあるように見えるため。骨格が歪み、骨の位置がズレてしまうことで、体に厚みが生じてしまうのです。
■猫背で体が歪む
実は、日本人の9割は猫背であるとも言われています。
それは欧米人と比べて体が横に広がっており、お尻や太ももなどの筋肉が発達しにくいため。背筋をまっすぐに保つための筋肉が少ないことで、無意識のうちに背中が丸まり、猫背になってしまうのです。
猫背になると頭や首が前に出た状態になり、首や肩などを支える筋肉に凝りが生じてしまいます。また、背中が丸まった状態が続くと、骨盤に歪みが生じ、お尻や太ももの外側に筋肉や脂肪がつきやすくなります。
そのため、横から見た時に厚みが生じ、太ったように見えるのです。
■肩甲骨が歪む
肩甲骨は、腕や肩と繋がっている背中の骨です。
姿勢の悪さや歩き方、荷物を片側で背負うことなどが原因で肩甲骨が歪んでしまうことがあります。肩甲骨が歪むと、骨の位置がズレた状態になり、横から見た時に上半身が厚くなったように感じるのです。
また、歪んだ状態が続くと筋肉の凝りや血行不良が発生し、体がむくんでしまうことも。
体の厚みを解消するためには、歪みを改善することが重要なのです。
体の厚みを解消する方法
■姿勢を正す
猫背などの姿勢の悪さは、歪みやむくみを発生させる原因になります。そのため正しい姿勢を意識して、歪みを整えることが大切。
アゴを引いて背筋を伸ばし、歩く時はヒザを曲げないように注意しましょう。
座った時に猫背になる方も多いので、なるべく浅めに座り、前かがみにならないよう意識することが大切です。
携帯などを見る時も、下を向いたまま長時間使用しないようにしましょう。
■荷物の持ち方に注意する
荷物を持つ時、片側の肩にかけたり片側で持ったりすることも多いと思います。
しかし、片側で荷物を持ち続けると首や肩の筋肉が緊張し、歪みだけでなく凝りが生じてしまうこともあります。
荷物を持つ時には左右均等に持つようにし、ショルダーバッグなどを使用する時は背筋が丸まらないように注意してください。
■歪みを治すストレッチ
肩甲骨や骨盤など、歪みを治すストレッチを行うことで骨を正しい位置に戻すことができます。歪みが改善することで体の厚みが解消されるだけでなく、むくみや肩こりが改善することも。
次にご紹介するストレッチ法を実践して、体のゆがみを改善してみましょう。
《肩甲骨ストレッチ》
1. 肩幅に足を開き両手を上に突き上げる
2. 手のひらを頭の上で合わせたら、ひじを後ろに引きながら腕を下ろす
3. 肩甲骨を中央に寄せるように腕を下ろし、胸のあたりでひじを止める
《骨盤ストレッチ》
1. 仰向けになり、片足の太ももを胸の前で抱える
2. もう片方の足は床に着けた状態で真っすぐ伸ばしておく
3. 15秒ずつ、3セット程度を目安に繰り返す
このようなストレッチを取り入れながら、普段から正しい姿勢を意識し、体が歪まないように気をつけることが大切です。
美しい姿勢でスリムな体を手に入れましょう!