この肌荒れなんとかしたい! その原因は「睡眠不足」かも……?
ニキビや吹き出物などの肌トラブルは、女性にとって大きな悩みとなります。
肌荒れの原因は、ストレスや栄養バランス、スキンケア不足などさまざまですが、実は「睡眠不足」もその中の1つになっていることをご存知でしょうか。
1日の中で欠かすことのできない睡眠時間。これが十分に取れていないことで、肌荒れにつながることがあるのです。
今回は、肌荒れと睡眠不足の関係や、肌トラブルの改善方法をご紹介いたします。
「肌荒れ」と「睡眠不足」にはどんな関係があるの?
仕事や家事、プライベートの用事をこなす女性にとって、毎日継続して長時間の睡眠をとるのは難しいものですよね。睡眠不足によって引き起こされる肌荒れの原因を詳しく見ていきましょう。
成長ホルモンの分泌が減少する
私たちの体は寝ている間に「成長ホルモン」が分泌されています。成長ホルモンは、肌の健康をキープするために欠かせないもの。肌トラブルの修復やターンオーバーを促すのは、成長ホルモンの働きによるものなのです。
そのため、睡眠不足によって成長ホルモンの分泌が少なくなると、肌の健康が維持されなくなってニキビや乾燥、シワなどの肌トラブルが起こってしまいます。
ターンオーバーが乱れる
夜寝ているときに成長ホルモンが分泌されると、肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」が行われます。ターンオーバーは通常28日周期で行われるのが理想とされていますが、これは加齢や生活習慣によって乱れていくもの。とくに睡眠不足が続くと、その日数はどんどんと延びてしまいます。周期が長くなってしまうと、古い皮膚が肌の表面に残り続けて、肌のバリア機能が低下したり、乾燥気味になったりして肌トラブルが引き起こされやすくなってしまうのです。
ストレス、疲労が蓄積されてしまう
日中の間に受けた心身の疲れやストレスなどのダメージも、睡眠中に解消されています。
しかし、睡眠不足になってしまうとストレスや疲労が十分に解消できずに、どんどんと体に蓄積されてしまうのです。さらに、体内のホルモンバランスも乱れて女性ホルモンが低下し、男性ホルモンが多く分泌されます。
男性ホルモンが増えると皮脂の分泌が多くなり、ニキビなどの肌荒れの原因となるのです。
睡眠不足による肌荒れの改善方法とは?
肌荒れを改善するためには、「睡眠の質を上げる」ことが大切なポイント。
肌の健やかさキープのために重要な役割を持つ「成長ホルモン」は、入眠後3〜4時間の間に分泌されます。そのため、この入眠後3〜4時間のときにどれだけ深くしっかりと睡眠がとれているかが大切なのです。
深く眠りにつくためにも、就寝の2時間前には入浴を済ませておく、テレビやパソコンなどの強い光を避けるなどを心掛けましょう。
また、ターンオーバーやホルモンバランスの乱れにとって肌が乾燥しトラブル続きとなっている場合には、保湿重視のスキンケアも重要になります。
化粧水や乳液を塗ったあとにはハンドプレスで時間をかけて浸透させること、乾燥が気になるときにはオイルなどを使用するなどがオススメです。
毎日の健康や美容のために欠かせない睡眠。気持ちのいい良質な睡眠をとるためには、寝室の環境や寝るときの服装などにも注意が必要です。ラベンダーのアロマを焚いてリラックス効果を高める、肌触りのいいパジャマで快適にベッドに入るなどの細かいポイントにも目を向けていきましょう。
肌荒れ改善のためにも、毎日の睡眠環境を見直してみてくださいね。